昨年12月8日に、当協会は、県の人材確保支援委託事業として、「リスキリングは経営課題」の著者である小林祐児さんを講師に、「学び続ける組織の創り方~リスキリングブームの落とし穴」というセミナーを開催しました(セミナーアーカイブはこちら)。
リスキリングの効果を上げるためには、他者との関わりが最重要であり、大手企業では、比較的取り組みが容易であるが、地方の中小企業では、研修コストやロールモデルとなる人材の不足などの面から、他社との合同研修が取り組みやすいという内容でした。セミナー参加者の中から、合同研修の事例を教えて欲しいとの声があり、事例を調べていきましたが、全国的に、あまり情報がなく、そのような中で、「越境学習」という概念に出会いました。
「越境学習」は、最近少しづつ知られてきた概念で、研修の一環として、副業として他社に出向したり、複数の会社の社員とプロジェクトを組んだりして、他社の課題解決を通じて学ぶことをいいます。すでに、東名阪地域では、いくつかの大手企業が人材定着の有効な手段として「越境学習」に乗り出しており、中小企業でも着目する動きが出始めているようです。
そこで、「越境学習」のコーディネートを行っている会社に、「越境学習」とはどのようなものなのかをお聞きしました。(下のボタンを押すとインタビュー動画が見えます)